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保護者面談を終えて


中学3年生の保護者様を対象に、先日個別の保護者面談を行いました。

多くの方にご出席いただき、ありがとうございます。

時間が短かったために、お悩みになられていらっしゃることを全てお聞きできない、

あるいは私たちが思うところを全てをお伝えしきれなかったかもしれませんが、

面談日に限らず、何かご心配事やご相談になられたいことがございましたら

いつでもお気軽にご連絡ください。

今回の面談では、主に今の実力でどのレベルの高校に合格できるかについて

前年度までの卒業生たちの実力テストの結果をお知らせしました。

一般論で言えば、点数を見ればどの高校に合格できて、

どの高校なら不合格となるかの判断がつきます。

学校でも普通の塾でも、きっと同じような判断やアドバイスをするでしょう。

ただ、実際はそれが全てではないのです。

面談の際にお渡ししたその資料を見ていただければわかるかと思いますが、

本当に行きたい高校があって絶対に合格したい!と

本気で思っている生徒は、11月の実力テストの合計点が140点台であったとしても、

1月までに50点以上あがるケースもあるのです。(しかも複数人に同じ現象が起こります)

生徒によっては、2ヶ月弱で偏差値が5〜8程度上がることもあります。

言い方を変えれば、偏差値が4変われば、合格できる高校のレベルが

1つ上がる計算ですので、8上がれば、わずか2ヶ月で

2ランク上の高校に合格できるほどの実力がつくということです。

これは私たちの教材や授業が良いからというのではなく

本人のやる気や本気度によるものです。

保護者の皆さんも学校も(もちろん私たちも)、生徒の皆さんには

志望校に合格してもらって、将来は本人がやりたい仕事についてもらいたいと

願っていますが、12月が近づくと、ついついその生徒が「行きたい高校」ではなく

「今の成績で行ける高校」を選ばせるように誘導しがちになります。

落ちたらどうしよう?という世間体や、あるいは学校や塾の実績などを考えて

できるだけ無難な方向へと舵を切りたい気持ちが強くなるのです。

そして生徒たちはいつしか周りの大人たちに洗脳され、

今まで行きたいと思っていた高校から

ランクを落として、別の高校を第一志望校に変えるのです。

でも、よく考えてみてください。

例えば、やりたい仕事なわけではないけれど、世間体から

ある程度給料が高い大企業に入って

評価を得るために精一杯働き、残業を繰り返して、

付き合いたくもない取引先の接待に行き、お世辞を言って、気を使って、

挙句には、自分よりも若くて頭の悪そうな年下の上司にこき使われて。。。

もし、それがやりたい仕事で、それで幸せなのなら問題はありませんが、

それがやりたくもない仕事で、給料のためだけに仕事をするのであれば

果たしてそれで幸せになれるのでしょうか?

それでやる気が出るでしょうか?

そして、そこにいてずっと頑張れると思いますか?

大好きな人とお付き合いしたいのなら、いろんな手を使って、どうにかして

振り向いてもらえるように努力をするでしょう。

でも、どうでも良いと思っている人とお付き合いするために

どれだけ頑張れますか?

高校入試も同じです。

自分の今の成績だけを基準として志望校を選ぶと

死ぬ気で頑張ろう!なんて発想は出てきません。

やっぱり、自分が好きなこと、やりたいことをやる方が頑張れるのです。

自分で進路を決めて、夢を叶えるために精一杯努力すれば

今まで経験したことのないような驚くほどの力が出ることがあるのです。

これは綺麗事ではなくて、実際にそうすることで

志望校への合格率が20%以下の生徒が

余裕で志望校に合格するというのを何度も見ています。

受験生の皆さんは、行きたい高校を決めて、全力で頑張ってください!

そして親御さんたちは、その受験生であるお子さんを見守ってあげてください。

受験は個人戦ではなく、団体戦です。

学校であれ塾であれ家庭であれ、みんなで同じ目標に向かって

それぞれができることを精一杯頑張れば、結果はついてきます!

今は11月末ですので、あと100日程度で運命が決まります。

受験生の皆さんが志望校に合格することを最優先に考えて、

全員で頑張りましょう!

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